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経過観察
2021年3月29日
おかげさまで開院して早5年、多くの患者さんにメインテナンスの重要性を理解し、来院していただいております。
ありがとうございます。
その中で、むし歯の治療が必ずしも必要か?
と改めて考えることがあります。
むし歯はレベルが5つあり、0や1のむし歯は基本的には治療はしません。
それはむし歯治療によるデメリットの方が大きいからです。
お子さんのむし歯でよく目にするのが上の前歯の歯と歯の間に見られるむし歯です。
この部位は以外とむし歯になりやすい場所なのですが、治療はとても難しく、治療を行ってもすぐ取れてしまったり、
むし歯が大きくなってしまったりと治療効果があまり望めません。
下の写真はその部位を治療を行わず、毎日のホームケアと定期的なメインテナンスで経過を追っていった写真になります。
患者さんにはホームケアを徹底してもらい、定期的なメインテナンスにも来ていただいたので、むし歯の進行はごくわずかに抑えられており、まだ治療のレベルではありません。
治療は行っていませんので、お子さんにも治療というストレスを与えることなく、この3年間は詰め物が取れる、痛みが増すなどのことも一切認められませんでした。
この歯は乳歯ではありますが、どうせ抜けるからむし歯になってもいいという考えはよくありません。
乳歯の時の徹底した口腔管理が今後の将来にも大きく影響します。
徹底した口腔衛生管理を行い、治療を行わなくていいお口を目指しましょう!
ひばりデンタルケアクリニック
上田