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歯とスポーツドリンクの関係
2019年5月7日
こんにちは。
歯科衛生士の渡部です。
GWに息子が熱中症になりました。
真夏で無くても、熱中症対策が必要なことを痛感しました。
これから暑い季節になり、熱中症対策にとスポーツドリンクを飲む機会が増えるかと思います。
今日は、スポーツドリンクと歯の関係についてお話します。
スポーツドリンクは、塩分やミネラルも含まれているので、熱中症対策に有効な飲み物ですが意外な落とし穴が2つあります。
落とし穴その1️⃣
スポーツドリンクは、砂糖や果糖といった糖分が多く含まれており、なんと500mlにスティックシュガー(1本3gのもの)が10本分も含まれているのです。
※1日の成人砂糖摂取量は、25gと推奨されています。
落とし穴その2️⃣
口の中はいつも中性(ph7)となっていますが、スポーツドリンクは強い酸性
(ph2~3)です。
スポーツドリンクを1日中ダラダラ飲んでしまうと、お口の中の酸性状態が続くことになり、非常に虫歯になりやすい環境が出来上がってしまいます。
そのため、スポーツドリンクのみならずジュースを飲む際にはダラダラ飲まずに
時間を決めて飲み、うがいや、歯磨きをするといった工夫が大切になってきます。
通常の水分補給は、麦茶をこまめに飲む事で虫歯の危険も無く熱中症対策ができます。
麦茶には、体を冷やしたり、血液をサラサラにしたり、夏バテ予防効果や
胃の粘膜まで保護してくれるという有難い効能があります。
普段の水分補給は水やお茶でも十分ですので、歯と全身の健康のためにスポーツドリンクは必要以上に飲みすぎず、時と場合を考えて上手に摂取することを心掛けましょう❗️