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歯の生える順番が変化中!
2021年9月16日
こんにちは。
院長の上田です。
お子さんの成長過程として乳歯の生え変わりがあり、子育て中の親御さんにとって歯の生え変わりは身長や体重の変化と並んで発育の指標となっていると思います。
この歯の生え変わりが30年前と比較して、大きく変化しているのことがわかりました!
近年、日本人の若者は手足がスラリと長くて小顔になり、目で見てわかるほど大きな変化がありました。
これが実はお口の中でも起こっていたのです。
30年前というと一世代前ということになりますので、親御さん達の歯の生え変わりとは違いがでているのです。
何が大きく変わったかというと、30年前までは6歳臼歯といわれる奥歯がまず最初に萌出してくることが一般的でしたが、現在では大多数のお子さんで下の前歯の生え変わりが最初に起こることがわかりました。
乳歯の萌出時期としても30年前と比較すると2ヶ月弱程早くなっていることもわかりました。
6歳臼歯といわれる第一大臼歯が遅く生えてくることは予防観点からすると良い事かと思われます。
奥歯の萌出はなかなか気付きにくく、萌出途中は歯質も弱く、清掃も難しく、むし歯になり易いため前歯から生え変わりが始まると親御さんも永久歯が生え始めたと気付き、奥歯の生え変わりにも備える事ができます。
永久歯のむし歯予防は、生えたあと3年が重要です。
永久歯が生えてきたら、歯科医院に定期的に受診して、歯磨き指導、フッ素塗布を行いながら、むし歯のない健康な歯を作っていきましょう!