ブログ
過蓋咬合(ディープバイト)
2022年5月1日
こんにちは。
院長の上田です。
近頃は寒暖差もあり、洋服選びに悩む日々が続いていますね。
今日は過蓋咬合(ディープバイト)についてのお話です。
過蓋咬合とは噛み合わせが深いという状態で、上の前歯が下の前歯を過剰に覆いかぶさっています。
前歯の接触がなく、奥歯での噛み合わせが主となっている状態で、一般的に噛む力が強く見受けられる傾向があります。
小児期からもこういった状態が認められることが多く、そのままの咬合状態で永久歯列に変わっていくことも多々認められます。
過蓋咬合は将来的には奥歯への加重負担により、歯周病や歯根破折のリスクが高く、顎の運動にも制限がでてしまい、顎関節症を発症する場合もあると言われています。
上下のスペースも少なく補綴物の維持にも影響が出てしまいます。
顔貌としては顎のエラが張った容姿が多く見受けられます。
そしてそれに続いて目立つのが、口呼吸と悪い姿勢です。
なるべく早い段階で介入し、それぞれの問題を改善していくことが重要ですので、
お子さんお口の中だけでなく全身を観察し、こういった問題があるようであれば一度相談してみることをお勧めします。