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歯が抜けてしまったら
2017年10月20日
こんにちは。
今日は歯のケガ対処法についてお話します。
遊びやスポーツで顔から転んだり、口をぶつけてしまうと、前歯が揺れたり、抜け落ちたり、折れてしまうことがあります。
そんな場合、あわてずに対処して、すぐに受診するようにしましょう。
その受診までの間にやっておく重要なことがあります。
抜け落ちてしまった場合、歯の根っこには「歯根膜」という、歯を支えている柔らかい組織があります。
歯根膜は非常にデリケートで乾燥に弱いため、口の外では30分ほどしか生きられません。
歯根膜が生きていれば、歯が元の位置に戻り定着する可能性が高くなりますので、乾燥させないように保存することが何よりも重要です。
保存方法としては、脂肪分の少ない牛乳や生理食塩水、自分の口腔内に入れて唾液で保存するという方法があります。
保存しておく上で、とても重要なことは、歯の根っこは絶対に触らないようにしてください。
地面に落ちて汚れている場合は軽くすすぐだけにしましょう。
いずれも、長期の保存は難しいため、なるべく早い受診をおすすめします。
歯の動揺や破折が起こった場合も欠片を乾燥させずに持参して、なるべく早く受診するようにしましょう。
宜しくお願い致します。
ひばりデンタルケアクリニック
上田