ブログ
三大夏風邪 手足口病
2017年8月5日
今年も手足口病が流行しているようです。
これはウィルスによる感染で、口の中や手足などに水疱性の発疹ができる病気です。
ウィルスに感染すると3〜5日後に症状がでて、他に発熱もみられることがあります。
特に対処法がある訳ではありませんが、安静にしていれば高熱が続くことは少なく、発疹も数日で治る病気です。
まれに、合併症や他の症状も出ることがありますので、しっかり経過観察を行う必要があります。
感染経路としては飛沫感染、接触感染、糞口感染の3つです。
・飛沫感染
咳やくしゃみによって感染します。
・接触感染
皮膚や粘膜の直接的な接触や、ドアノブ、手すり、便座、おもちゃなどから付着し、感染します。
・糞口感染
便の中に排泄されたウィルスが、口の中に入って感染することです。
便だけでなく、便によって汚染されたものを触った手で、口を触ることで感染します。
以上のように小さいお子さんのことを考えると日常生活において、避けることが困難な感染症とも思えます。
特に予防薬などもありませんので、日頃の手洗いうがい、排泄物の処理、集団生活の際は特に注意が必要かと思います。
もしも感染してしまった場合は、症状がおさまった後も周囲にうつさないように気をつけましょう。
回復後も口からは1〜2週間、便からは2〜4週間にわたってウィルスが排出され、
感染のピークは、解熱してから24時間程度と言われています。
来院予定でこういった症状がある方は事前に申し出ていただき、予約の変更をさせていただきますので、ご了承ください。
当院でも、感染予防のため院内(おもちゃなど)の消毒には徹底しておりますので、ご安心ください。
来院された患者さんには、うがいや手指の消毒にご協力いただければと思っております。
ひばりデンタルケアクリニック
上田