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妊娠中の歯科治療について
2017年9月17日
こんにちは!
今日は妊娠中の歯科治療についてのお話しです。
妊娠中はホルモンバランスにより口腔内環境が大きく変化するため、歯茎から出血したり、お口の中が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが上がると言われています。
悪阻の影響で歯磨きもあまり行えないこともあるかと思いますので、悪化させないためにも出産後まで待つのではなく、
安定期での治療をお勧めします。
歯科治療に関しては、お腹のお子さんに影響があると思っている方もおられますが、時期に注意すれば歯を抜くことも可能です。
逆に虫歯で痛くて眠れない、食事ができない、イライラするなどの症状が続けば胎教にもよくありません。
治療における麻酔は無痛分娩に使われるもので、体内に入ると肝臓などで分解され、尿と共に排泄されます。
麻酔薬が胎盤を通過することがないため、妊娠中の方でも安心です。
歯科のレントゲン写真は、あごは歯の周辺を撮影するため、直接お腹にX線が当たることはありません。
防護エプロンを着用して腹部を保護すれば、被曝量は限りなくゼロになるため、赤ちゃんへの影響はないとされています。
抗生物質に関しては、胎児に悪影響を及ぼす薬があるため、妊娠8週以内では使用しません。
鎮痛剤は、痛みによる精神的ストレスがある場合、比較的安全なものを少量使用します。
いずれも必要性と安全性を計りにかけ、適切な時期や分量を十分考慮し、通院中の産婦人科の先生に確認してから処方します。
他に何かわからないことがある場合は当院スタッフまで、お声掛けください。
よろしくお願いします。
ひばりデンタルケアクリニック
上田