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歯周基本治療とは
2021年8月1日
こんにちは。
院長の上田です。
皆さん、歯周基本治療って言葉を聞いたことはありますか?
歯科の2大疾患の一つである歯周病において、まず初めに行われる治療のことをいいます。
歯周病治療を行うにあたり、必ず通る道であり、歯周治療の登竜門ともされています。
処置内容としてはたくさんあるのですが、多くは歯科医師や歯科衛生士が行う、歯石取りや口腔衛生指導が重要とされており、
ここの良し悪しで術後の経過がかなり変わってくると言われています。
ただ、この歯周基本治療には歯科医師や歯科衛生士の技術だけでなく、患者さんの協力も必要で、この三者が一体となり、
治癒へと向かっていくことになります。
患者さんにおいてはお家で行う口腔清掃を徹底していただく必要があります。
ここが治癒の大半を占めてくるので、患者さん自身が現在の口腔内状態を把握して、治していくという意識が必要です。
歯周基本治療の治り次第で、外科的処置が必要と思われた状態が必要なくなったり、
抜かないといけない歯が保存できたりと可能性が広がります。
40〜50歳が歯周病のピークと言われていますが、その前からしっかりと予防をしておくことが重要で、
無症状で進行していくものですので、まだ大丈夫と安心せずに早めの対応をお願いします。