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お子さんの「歯が痛い!」の原因
2021年12月1日
こんにちは。
院長の上田です。
12月となり今年もあと1ヶ月となりました。
コロナの状況も今は落ち着いている様ですが、まだ油断は禁物ですね。
今日はお子さんがたまに訴える「歯が痛い」について、当院でよく見かける事を傾向と対策を交えて紹介できたらと思います。
1.歯と歯の間に食べカスが詰まっての痛み
→食べカスが歯の間に詰まり炎症を起こして痛みが出ている可能性があります。
歯ブラシやフロスを使用し、食べカスを除去して経過を見てください。
2.6歳臼歯と言われる奥歯が萌出してきた痛み
→6歳前後になると大人の歯の萌出が始まります。
奥歯が生えてくる痛みや、その途中段階で歯肉が半分被さっている時に清掃不良となり痛みが出る事があります。萌出途中の歯もしっかり磨いてあげてください。
3.歯に大きな穴が空いての痛み
大きなむし歯が出来てしまい、痛みを訴えている可能性がありますが、まずは穴の中に詰まっている食べカスを除去してあげてください。
これで経過を見ながら、歯科医院を受診するようにしてください。
4.乳歯が揺れていての痛み
歯の生え変わりのため乳歯がぐらついており、反対の歯と干渉している可能性があります。
乳歯を抜去する必要があるかもしれませんので、歯科医院での確認が必要です。
5.数日前に転んだことによる歯の痛み
転倒時に歯やアゴをぶつけた可能性があります。
レントゲンでの確認が必要となるため、歯科医院の受診をお勧めします。
フロス 歯ブラシの順番
2021年11月9日
こんにちは。
DHの小俣です!
患者さんからよくフロスと歯ブラシどちらから行うのが良いのか?とよくご質問頂くので、最近受講したセミナーでのお話を紹介します。
2018年のアメリカの研究結果では、歯ブラシ → フロスの順番で行うよりも、①フロス(うがい)→ ②歯ブラシ(うがい) の方がより効果的であるそうです。
先にフロスで歯間部の食べカスや歯垢を取り除き、そのあとに歯ブラシで磨くことで、歯磨き粉に入っているフッ素などの有効成分が歯と歯の間に浸透しやすくなるそうです。
(歯ブラシ後のうがいはおちょこ一杯程度で!)
この順番であれば、フロスを毎日欠かさず続けられるかもしれませんね!是非参考にしてみてください。
歯周病治療に取り組む患者様へ
2021年11月5日
こんにちは。
院長の上田です。
皆様、衣替えは終わりましたでしょうか?
11月に突入し、一気に気温も下がってきましたので、体調管理にもお気をつけください。
今日は歯周病についてです。
歯周病の大きな原因とされるのは細菌性のプラークと言われてます。
いわゆる磨き残しです。
これに拍車をかけるのが、その方自身の抵抗力の低下とも言われてます。
要は体調が悪く、口腔清掃状態が悪いと歯周病は進行するということです。
季節の変わり目は体調を崩しがちなので、口腔内環境の管理には体調管理も重要となります。
歯周病治療はプラークコントロールに始まり、プラークコントロールに終わると言われており、
最も重要なのは患者様自身が行う口腔清掃ということになります。
当院では患者様にあった口腔清掃指導をご提案させていただいておりますので、
ご自身の口腔清掃に不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
開院5周年!
2021年11月1日
皆様、こんにちは。
当院ひばりデンタルケアクリニックは新型コロナウィルス感染症の蔓延にも負けず、お陰様で開院5周年を迎えることができました。
これも口腔内に関心を持ち、通院していただいている地域の皆様、当院を支えてくれるスタッフのお陰だと実感しております。
これからも皆様のためにスタッフ一同、院内からにはなりますが情報を発信し、貢献していけたらと思っております。
今後とも、何卒宜しくお願い致します。
ひばりデンタルケアクリニック スタッフ一同
歯と歯の間の清掃
2021年10月19日
こんにちは。
院長の上田です。
一気に気温も下がり、冬物の服が必要になってきましたね。
今日は歯と歯の間、歯間部の清掃についてのお話です。
皆さん、歯ブラシ以外に清掃用具は何を使われていますか?
代表的なものとしては、フロスや歯間ブラシがあるかと思います。
お口の二大疾患にはむし歯と歯周病がありますが、
歯周病患者さんにおいて、近年の研究で歯間部の清掃には歯間ブラシの方が除去効果が高いという文献がありました。
歯周病は主に歯と歯の間に進行が顕著に見られる病気で慢性疾患と言われています。
歯周病の進行を抑える意味でも歯間部の清掃がとても重要です。
むしろ、歯ブラシよりも歯間ブラシの方が重要とも言われてます。
歯間ブラシには多くのサイズがありますので、部位によって使い分けが必要になります。
サイズ、使用方法についてはこちらから提案をさせていただいております。
ご希望の方がいらっしゃいましたら、お声がけください。
院内のスリッパ
2021年10月2日
こんにちは。
院長の上田です。
緊急事態宣言も解除となり、これから通常の生活に戻っていけることを切に願います。
さて、当院では院内に入る際にスリッパに履き替えてもらっています。
院内感染も考慮し、スリッパは定期的にアルコール消毒を行なっていますが、他の患者さんが履いたものはちょっとと気にされる方も少なくはないと思います。
そんな方には使い捨て用のスリッパをご用意しておりますので、必要な方はスタッフまでお声掛け下さい。
宜しくお願い致します。
歯の生える順番が変化中!
2021年9月16日
こんにちは。
院長の上田です。
お子さんの成長過程として乳歯の生え変わりがあり、子育て中の親御さんにとって歯の生え変わりは身長や体重の変化と並んで発育の指標となっていると思います。
この歯の生え変わりが30年前と比較して、大きく変化しているのことがわかりました!
近年、日本人の若者は手足がスラリと長くて小顔になり、目で見てわかるほど大きな変化がありました。
これが実はお口の中でも起こっていたのです。
30年前というと一世代前ということになりますので、親御さん達の歯の生え変わりとは違いがでているのです。
何が大きく変わったかというと、30年前までは6歳臼歯といわれる奥歯がまず最初に萌出してくることが一般的でしたが、現在では大多数のお子さんで下の前歯の生え変わりが最初に起こることがわかりました。
乳歯の萌出時期としても30年前と比較すると2ヶ月弱程早くなっていることもわかりました。
6歳臼歯といわれる第一大臼歯が遅く生えてくることは予防観点からすると良い事かと思われます。
奥歯の萌出はなかなか気付きにくく、萌出途中は歯質も弱く、清掃も難しく、むし歯になり易いため前歯から生え変わりが始まると親御さんも永久歯が生え始めたと気付き、奥歯の生え変わりにも備える事ができます。
永久歯のむし歯予防は、生えたあと3年が重要です。
永久歯が生えてきたら、歯科医院に定期的に受診して、歯磨き指導、フッ素塗布を行いながら、むし歯のない健康な歯を作っていきましょう!
虫歯にならない甘味料
2021年9月14日
こんにちは!
歯科衛生士の齊藤です!
みなさんは虫歯にならない甘味料があることをご存知ですか?
代表的なものが『キシリトール』です!
キシリトールは砂糖とほぼ同じ甘さなのに食べても虫歯になりません。
虫歯菌は糖を分解して酸を作ります。この酸によって歯の表面からミネラル成分(カルシウム・リン)が溶けだします。
これが虫歯の始まりです。
ですが、虫歯菌はキシリトールを分解することが出来ないため酸を作ることができません。
さらに、キシリトールにより虫歯菌の活動自体がが弱くなります!
キシリトールの他にも
・還元水飴
・マルチトール
・ソルビトール
・パラチノース
・エリスリトール
・ステビア
・アスパルテーム
・サッカリン
などがあります。
『無』『ゼロ』『ノンシュガー』『シュガーレス』の表記があるものは糖類が0.5%以下です。
おやつを選ぶ時には砂糖の量にも気をつけてみましょう!